ChromeOSのLinuxで日本語入力は、Crostiniの性質上、起動時に設定を読み込ませる方法が見つからなく、手動でFcitxを開始していましたが、ようやく自動起動の方法が見つかりました。
※ 下記の手順はamd64です。現時点でarm64のインストールパッケージは無いようです。
フォント
日本語フォントはインストールしておいてください
例として「源ノ角ゴシック Code JP」を入れます。
$ curl -OL https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp/archive/2.011R.tar.gz $ tar zxf 2.011R.tar.gz $ sudo cp ./source-han-code-jp-2.011R/OTF/* /usr/local/share/fonts $ sudo fc-cache -fv
MozcのインストールとFcitxの設定
fcitx-mozcをインストール
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
ChromeOSのメニューにFcitxアイコンが追加されているのでタップして起動。これをしておかないと次のInput Methodに表示されません。
Input Method設定
$ fcitx-configtool
左下の「+」で追加 「Only Show Current Language」のチェックを外してJapaneseのMozcを選択 Input MethodにMozcが追加されているのを確認して設定完了
日本語入力ができるようになりました。
FcitxをLinux(Crostini)の起動時に開始する
下記のファイルに環境変数の設定を追加します。
/etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.conf
Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx" Environment="QT_IM_MODULE=fcitx" Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"
下記のファイルに自動起動の設定を用意します。
~/.sommelierrc
/usr/bin/fcitx-autostart