ChromeOSのLinux(Crostini)で日本語入力(自動起動対応)

ChromeOSのLinuxで日本語入力は、Crostiniの性質上、起動時に設定を読み込ませる方法が見つからなく、手動でFcitxを開始していましたが、ようやく自動起動の方法が見つかりました。

※ 下記の手順はamd64です。現時点でarm64のインストールパッケージは無いようです。

フォント

日本語フォントはインストールしておいてください

例として「源ノ角ゴシック Code JP」を入れます。

$ curl -OL https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp/archive/2.011R.tar.gz
$ tar zxf 2.011R.tar.gz
$ sudo cp ./source-han-code-jp-2.011R/OTF/* /usr/local/share/fonts
$ sudo fc-cache -fv

MozcのインストールとFcitxの設定

fcitx-mozcをインストール
$ sudo apt-get install fcitx-mozc

ChromeOSのメニューにFcitxアイコンが追加されているのでタップして起動。これをしておかないと次のInput Methodに表示されません。

f:id:AXON_K:20181018083217p:plain

Input Method設定
$ fcitx-configtool

左下の「+」で追加 f:id:AXON_K:20181018082308p:plain 「Only Show Current Language」のチェックを外してJapaneseのMozcを選択 f:id:AXON_K:20181018082318p:plain Input MethodにMozcが追加されているのを確認して設定完了 f:id:AXON_K:20181018082322p:plain

日本語入力ができるようになりました。 f:id:AXON_K:20181018083444p:plain

FcitxをLinux(Crostini)の起動時に開始する

下記のファイルに環境変数の設定を追加します。

/etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.conf

Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx"
Environment="QT_IM_MODULE=fcitx"
Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"
下記のファイルに自動起動の設定を用意します。

~/.sommelierrc

/usr/bin/fcitx-autostart
一度ログアウトしてログインし直してください。